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ベイビーステップから学ぶメンタルトレーニング

 

Twitterでも投稿したことがあるのですが、個人的に読んでいてとても勉強になるな、と思ったベイビーステップについて書きます。

読みながら度々これは陸上にも通じているなと感じながら読んでいました。

 

不安を書き出す

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主人公は練習や試合中にノートを取ることで有名になる選手です。みなさんも日誌などで反省を書くと思いますが、試合中の休憩時間にもノートを取っています。(陸上ではできないですが)
ここで注目してほしいのは、今ある不安を書き出しているということです。これの何が大事かと言うと、漠然とした不安ほど精神的に悪いものはないと思っていることです。なんかよく分からないけど不安だな、という状態から、こういう要因で不安になっているのか、と理解することで漠然としたものが明確になってきます。そしたら解消できるものは解決策をまず考える、どうしても解消できないものは受け止める、ということができます。スポーツでパフォーマンスを発揮するにはある程度のプレッシャーは必要だと思うので、不安は完全に消し去る必要はありません。主人公はこういうどうしようもないものを受け止めつつ、心の中に20~30%ほど残して試合をすることで能力を発揮しています。

悪いことを想定しよう

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一番見てほしい場所です

ここで質問ですが、みなさんはレース前にイメージトレーニングはやっているでしょうか?やっている人はどのようにやっていますか?
私の身近には、レース当日の流れで展開を考える、一番良かった時を思い出して最高の状態を想像する、という人がいます。この漫画の主人公は後者です。
この画像のシーンは、他のプロとも接してみよう、ということでボクシングのプロと対話をする場面です。ここで主人公にとって意外だったのは、「悪いことを想定する」ということです。ボクシングは気を失うこと、骨が折れることなどがあるそうで、もしそういう辛い状態になったとき想定していないと簡単に根をあげてしまうらしいです。ただ、そんな状態も想定することで、きつい時にギブアップせず耐えることができるということらしいです。
私もこの考えには賛成で、陸上のイメージトレーニングでも悪い時のことも想定します。なぜなら、陸上でも当然苦しい場面はあって、自分に負けてしまうということはあるからです。5000mなら3000mから、10000mなら7000mからがこれに当たるでしょう。いいときはこのときでも余裕を持て、後半上げることができると思います。ただ、それはピーキングを完全に合わせたレースで自然と楽ということは稀だと思います。そしていいイメージだけだとその想定と感覚が違うとき、あっさり諦めてしまってはいないでしょうか。その点、悪い時を想定しているときつい時に粘ることは当たり前に想定しているので、体の動かし方・呼吸を変えるなどして粘ることができます
これはレース展開でもそうで、各々記録を狙える時の位置取りというものもあるのではないでしょうか。私なら先頭から3番目でレースを進めることです。ただ、この位置をとれる確率はあまり高くなく、日体大記録会ではむしろ一番後ろまで下がってしまうこともあります。私はレース展開でも、後ろになってしまった場合、中間の場合、いい位置でいれた場合、などほぼ全てのイレギュラーを想定します。そうすることで、悪い展開でも落ち着いて焦らずレースを進めることができます。例えば5000mのレースで後ろになってしまった場合でもすぐに前に出ずじわじわポジションを上げていって、3000m地点で前5番目くらいいいればいいや、という感じです。
気を張りすぎることは良くないと思いますし、ある程度は適当に考えることも大事だと思います。ですが、正直イメトレを全くやらずノープランというのは私は賛成できません。結果を残すためならアップや前日などからイメージをして、最大限事前準備するのが当然ではないでしょうか。

 

いい時を思い出そう

とはいえレース前はいいイメージを持ちたくて、最高に良かった時のことを思い出す人も多いでしょう。その時、みなさんはどのレベルまで記憶を想起しているでしょうか?

漫画の主人公は課題を一つずつ克服して強くなっていくタイプです。当然この場面もそうしたいのですが、試合前まで時間がない時、「1日で効果の出る練習をしたらどうだ?」と言われた時のシーンです。

まずは主人公に好きな人のことを思い出させようとします。当然気持ちがふわふわしてパフォーマンスは発揮できません。逆に試合で上手くいった時を思い出させると、見るからにいいボールを打ちます。これがイメージトレーニングの成果ですね。ただ、思い出すと言っても場面を思い出すだけでなく、色、音、動き、暑さなどあらゆる場面を鮮明に思い出します。そうすることで集中モードに入ることができるのでしょう。皆さんもいい時を思い出すならより鮮明に、可能なら動画を見ながら周りの音や熱まで想起させることで更に深い集中に入れるのではないでしょうか。

 

坐禅の効果

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最近読んだ漫画だと、ベイビーステップとマラソンマンでやっていた座禅。なにも座禅は効果的だからやりましょうという話ではない。この漫画では主人公が「ゾーン」に自分から入ることができないか、という時に取り入れた練習です。
目の前のものに集中するだけ、周りのことが気にならない時にいいパフォーマンスが発揮できると思っています。なので座禅とまではいかなくても、意識して何も考えない状態や、目の前の物事のみ考える状態を練習しておくことで、意図的に集中状態に入ることができるのではないかと思います。自然と今日集中できるな、ではなくその状態を意識的に起こす、ルーティンなんかはそのためにあるのかなと思います。

 

【陸上長距離選手ジョグの重要性➁】速いジョグの効果

Twitterの固定ツイートに全く反することを書きます。

ara09130354.hatenablog.jp

 

初めに

私は散々ジョグは速くする必要はない、キロ5分くらいでしている、と言ってきました。大学入学当初は高校時代の名残で、また、一時期時間がなくキロ4分を切ってやってきたこともあります。ただ、私はふくらはぎで走ってしまう癖があり疲労が溜まってしまってポイント練習にも支障をきたすことがありました。そこでキロ5分くらい、ゆっくりのペースで長く走ることを意識していました。

だが、その中でも速いジョグ:キロ4分前半・3分40秒くらいで8キロくらいのジョグをしている速い人もいてただ凄いな、自分にはできないなと思っていました。

速ジョグの効果

きっかけ

しかし私も最近速いジョグ、キロ4分や4分~3分20秒くらいで6キロくらい(そこからペース落として計10~12キロ)のジョグを始めました。きっかけは青山学院大学のテレビを見てからです。どこかで言ったような、他ブログでも書いたような気がしますが、彼らは3分20秒で脈拍が150くらいだそうで、私も低い脈拍で速いペースが耐えられるようにしたい、と思い、始めました。

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脈拍150のジョグ

最初はキロ4分10秒くらいで脈拍150くらいでした。こここから大きく成長した訳ではありませんが、距離走やポイント練で脈拍が前より上がりづらくなったと思います。あくまでGarminの測定なので正確ではありませんが目安としてはそんな感じです。

キロ5分でのジョグしかしていなかった頃、キロ4分は私にはペース走でした。(いや今でもそうですけど)つまり、かなり力を使って走っていたんですね。ですが週1~2回このジョグをするようになって、腕を振って足を大きく降り出したら楽に4'00/kmで走れるようになりました。今まできつかったものがほどほどに楽にできるようになったのでびっくりしましたね。しかも普段のジョグで速いペースで走っていると、ポイント練習できついときも、ジョグでペース上げている時の方が呼吸がしんどいぞ?今の方が楽では?と思え耐えることもできるようになりました。(これは3’20/kmとか上げるときの話で、4'00/kmだとポイント練の方がきついです)

最近の8000m(3'20)

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1年前の6000m(3'20)

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距離が短いにも関わらず、脈拍は最近の方が低いです。(単純に力が付いた影響もあり)

ただ、同じ練習をしている人と脈拍を比べてもインターバル間で脈が下がるのが早かったり、やはり速いジョグを入れてから脈拍上がりづらく、スピードが楽に出るようになった実感はあります。

速いジョグはなぜ有効か?

持論

上記である程度速いジョグの効果について書きましたが、効果というより結果の話ですね。理論が何もありません。まず理論というのはおこがましいですが、感覚から分かった持論について記載します。

以前普段のジョグが4'15/kmくらいの人がおり、当時は速くない?と思っていましたが、その人が言うにはこのくらいでないとレースと同様に動きが再現できない、と言っていました。私は今でも考えは変わっていないのですが、ゆっくりのペースでできないことが速いペースでできるわけがないと思っています。ただ、今は速いペースでしかできないこともあるのではと思っています。ゆっくりのペースで基本の動きはマスターしますが、より実践に近い動きを習得するには速いペースで実践に近づけてやることも大事だと思い、以前言われたことにとても納得しました。

速いペースを楽に走るリズムや動きというのも、ゆっくりのペースだけでは身につけられなかった所だなと感じています。

科学的な視点

これは本を読んでいて、漠然と感じていた速いジョグの効果がより納得したものになりました。ここで出てくるのが「ラン反射」というものです。

ラン反射:筋肉が伸ばされると反射的に収縮すること。

ランナーはこのラン反射を使って走っており、足が設置した時に反射的に収縮する勢いを使っています。ランナーに分かりやすく言えば反発です。この部分を鍛えるためには坂の下りで強い反発を足に与える、とあります。これが速いジョグで代用できてきたのではと思いました。要は強く接地して、足の収縮を強くする、ということです。

 

最後に

色々速いジョグの効果を書いてきましたが、あくまで私の基本は遅いジョグです。これは変わりません。なぜなら、ある程度速いペースはポイント練でもやっているので、重要ではあるが必要では無いと思いますデメリットとして疲労の溜まりやすさや、怪我のリスクも上がります。私はある程度体ができているので、慣れてしまえばできることでしたが、万人に合うことでは無いと思います。(元々誰もに適することなどないですけど)ただ、私が最近大事にしている体に色々な刺激を与えるという観点では、たまに気分を変えてペースを速くする、またはうんと遅くしてみる、というのもいいのではないでしょうか。普段同じことをしてそれができるようになっても、それは慣れてしまっただけかもしれません。もし自分の能力が頭打ちになっているな、と感じている人がいたら、こういった今までやってこなかったことをやってみるのもいいと思います。

 

【アディゼロSLレビュー】普段履き・通勤にもオススメシューズ

 

購入理由

最近リュックを買い換え、帰宅ランが可能なり始めました。ただ、リュックが5キロと重く走れるのですがやや不快な感覚があります。その要因として革靴が重い。これをなんとかしたいと思った所、まるお製作所部長のまるおさんのオールブラックシューズのツイートを目にしました。これなら仕事に履いていけるのでは?と思い、安いのないかな~と探していました。(私は内勤のため、スーツ着ていますがそこまで固くはないです。本当は良くはないです。)
ちょうどステップスポーツのオンラインサイトでこのシューズが8400円で売っていたので、これは買うしかない、と思い購入しました

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見た目   ★★★★☆
クッション ★★☆☆☆
値段    ★★★★★

靴紐    ★☆☆☆☆

見た目

見た目はとても満足しています。写真で見るよりいい黒色、アディダスのロゴも目立ちすぎていないので、十分に仕事で履いていけるレベルだなと思いました。オールブラックのシューズは今まで手を出してこなかったのですが、これからは常に1足持っておきたいです。(本当は見た目、機能性ともにホカのボンダイが欲しかったですが値段が高く諦めました。)
職場にも履いていっていますが、スーツと合わせても履けます。

 

履いた感想

まあ想像通りクッション性は高くないですね。ちゃんとしたジョグシューズとして購入していないので、当たり前ですが。サイズは自分のものがなかったため、ワンサイズ上にしました。そのため、少し大きい感覚はあり、足がすれる感触はありますが、普段履きもするのにぴったりなのも嫌なので許容です。実際に走ってみるとかなり薄く最初は感じましたが、慣れてしまえばちゃんとクッションを感じられ、本格的にジョグをするのでなければ問題ありません。10kmを超えると足がしんどくなってきます。

スピードもキロ4'30は楽に、4'00くらいでも走れますね。
ただ、それ以上は上げたいなと思いません。キロ5で走るならちょうどいいくらいです。

↓実際の帰宅ラン

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値段

値段は8400円で購入することができたのでとても満足しています。
他の黒のシューズは軒並み10000円以上、20000円近くするため。今その他で気になっているのを挙げるとすれば、エボライドをジョグシューで履いているので、エボライドのオールブラックもいいと思いますね。値段もそこまで高くなかった記憶があります。

 

靴紐

靴紐は良くありませんね。リサイクル素材を使っているとかでペラペラで、解けやすいです。紐を変えるか、解けない結び方をするべきです。(結び方は以下ブログ参照)

【アディゼロ タクミセン8 レビュー】厚底と薄底の中間のシューズ - 市民ランナーの長距離ブログ

 

 

【さが桜マラソン2023 2:23:37 8位入賞!】

ラソンで初めて8位入賞したので、反省〜感想を書きます。

 

さが桜マラソン反省

前日

ラソン前日、宿であることに気づきました。友人はゼッケンが2枚あるのに、私は1枚しかありませんでした。なぜだ、、と思っていたら、陸連で登録していなかったことが分かりました。一般ランナーでエントリーしていたのです。ただ、そんなに問題ではないだろうと思っていましたが、一般では公認記録にならない。そして公認記録でないと、東京マラソンのエリート標準を切ってもエリートで申し込むことはできないのです。つまり、明日2:21:00を切っても意味がないのです。
とはいえ、正直2:21:00を切る予定はなかったのでそこまでショックはありませんでした。2週間前の東京マラソンの方に調子を合わせていたので、3'25くらいで押していければなという感じでした。

 

当日

泊まっていた宿が小城だったため、朝は6:20か7:15くらいの電車しかありませんでした。まあマラソンなので、そんなにアップ時間はいらないだろうと7:15→7:35の電車で会場へ。駅から会場まで1.5kmジョグで行きアップとしました。
私はエントリーの際に記録証を提出していなかったため、Aブロックスタートでした。いつもマラソンはエリート枠で出場していたので、初めて後ろからのスタートでした。あまり気にはしていなかったのですが、いざ並んでみるとかなり後ろで、Sブロックには女性もいたりとすぐにスタートできないのが予想されました。エントリーがぎりぎりだったこと、記録証が郵送だったこともあり怠けてしまいましたが、安全のためにも記録証を出してSブロックでスタートするべきでした

スタート~10km

結果、ピストルが鳴ってからスタート位置に行くまで30秒、そこから人混みをかき分けて初めはキロ4くらいのペースでした。500mくらい進んでからやっと人が少なくなってきて、3’05くらいで走って1kmのラップは3’30。結構ロスしてしまいました。ただそこでちょうど3’25くらいで走っている人達を見つけられたので、ここに着かせてもらいました。ひとまず前にどれくらい人がいるか分からなかったので、余裕を持っていきあわよくば入賞、年代別3位入りたいと思っていました。

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10km~20km

12km地点でSブロックからスタートした友人二人に追いつきました。3’30で押すと言っていたので、ちょうど予定通りの位置ですね。引っ張るといいつつ、3’20で引っ張るという悪いことをしてしまいました。ただ、向かい風が意外とありここで少し消耗してしまい、16kmくらいで腹痛もきてこれはトイレ行くやつだな~と思いながら走っていました。

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20~30km

ここでも腹痛と闘っており、直っては痛くなり、ギリトイレに行くほどではないかなという感じでした。ですが23km地点の吉野ヶ里公園内で遂に一度集団から離れてしまいました。ただ功を奏したのはその後着いていた集団、一つ前の少し遅い集団に追いついたことです。そこでペースが落ちたので、また集団に復帰することができました。ですがペースがゆっくりになったのも束の間、公園を出てからまたペースアップされ、お腹も痛くまた離れました。そこからは足も少しきつく、着いては離れを数回繰り返していました。
ただ今回は試しにアルファフライで走っていたおかげで、足を乗せるだけでスピードを出せたので、ぎりぎり離されずに済んでいました。

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30km~ゴール

この辺でなぜか腹痛が治まり、集団のペースもやや落ちていたので、自分で集団から飛び出す場面も出てきました。飛び出して集団に1回追いつかれ、35kmくらい?から後続を離し独走状態でした。折り返し地点で前とは結構離れていたので、追いつけないかなと思いつつ、自分はまだ足が残っており前の人は足が止まっていたので何人か抜き初めました。さがマラソンは常にでしたが後半は更に沿道の声援が温かく、沿道に手を振りながら楽しくペースアップができました。ラスト数キロは河川敷沿いを走っており、マークしていた速い選手もその辺りで抜いたので、ひょっとして結構いい順位なのでは?と思い、年代3位は入っているのではと感じ始めていました。ただ、河川敷入り口の37kmで一人抜いた後、前に誰も見えず、これ以上順位を上げるのは厳しそうでした。なので前を追うというよりは、ただ楽しくアルファフライの反発も相まってひたすら気持ちよく走っていました。そうこうしているうちに河川敷を出てラスト1kmの直線に差し掛かりました。ゴールの競技場の場所を把握したところで諦めずに走っていたおかげで遂に前が見えてきて、沿道からは「前を抜いたら8位だ!」と言われ、まさかと思いました。しかも8位の選手が友人の一人だったため、これは抜くしかないとかなりペースアップを初めました。足を攣る気配もなく、ラスト300mで8位の選手を交わし、3’03のラップでカバーして入賞を果たしました。

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感想

今回のMVPは間違いなくアルファフライを履いたことです周りでもよく言われており、私も思っていたアルファフライでは足が持たないという懸念がありました。ただ知り合いや東京マラソンでもアルファフライで走っている選手が多く、今回は東京マラソンの2週間後ということもあり試しに履いてみるか~という感じでした。そしたらきつくなっても足を置くだけで進み、持たないどころかむしろ楽でした。上尾ハーフの時もアルファフライのおかげでラスト1kmを3’00くらいで終われ、今回も3’03に上げられ、間違いなくアルファフライじゃなければここまで上げられなかったと思いました。今年初めの距離走でアルファフライを履いたらかなり足にきてしまいそれで避けていたのですが、カーブが多かったのでその影響だなと思いました。アルファフライは所感ですが、エアの部分が曲がる時にカーブに沿って変形しないため、足にきてしまうイメージです。そのためハーフやマラソンなら問題なく履けるのだなと思いました。

今回良くなかった所はSブロック申請しなかったこと、お腹が痛かったことですね。腹痛に関しては駅でトイレには行きましたが、会場に着いてからは時間がなくトイレに行かなかったのは影響があるかなと思います。2時間前にはせめて会場に着いていたいですね。

 

反省ではないですが、例のごとく走り終わった後に水ぶくれができてしまいました。そこでちょうど友人におすすめされた和紙でできた靴下というのが、水ぶくれなどできないらしいです。五本指は普段履きませんが、試しに買ってみたので、今度履いてみようと思います。

 
今回の補給のジェルは3回。マグオン×2と余っていたアミノサウルスを、18km、26km、33kmくらいで飲みました。正直今回はあまり消耗していませんでしたが、きつくなる前に、と思って飲みました。大体いつも補給は17~20km、25~30km、30~35kmの間くらいで採っており、一度採ってから5~10km以内を目安としています。

 

 

 

【東京マラソン2023 2:21:41PB!】サブ20に向けて今後のマラソン練習取り組み

東京マラソン2023走ってきたので、反省や感想などを述べていきます。

 

 

東京マラソン反省

事前準備

エキスポでの受付

東京マラソンの受付は東京ビッグサイトでおこなわれます。様々なブースがあり、回っているだけでとても楽しかったです。ただ難点としては、結構遠く、色々見ていると時間がかかり、歩く時間も増えてしまうことです。私は木金は仕事だったので前日の土曜日に行きました。そうしている人は大勢いたと思います。当たり前ですが歩くだけでも疲れは溜まってしまいます。これは翌日のレースにも確実に響くと思うので、サボらず仕事後だとしても早めに行くべきだったなと思っています。

スタートまで

東京マラソンはスタートするまでの難易度が高いと思いました。
今回は幸運なことに知り合いと合流できたので本当に助かりました。
荷物預けを申請する前に申請期間が終わってしまい、当日は友人に預ける予定が東京マラソンの人の多さ、ゲートの位置など把握できておらず、渡すことができませんでした。来年からは荷物預けは必須ですね。トイレもえらく混んでいて、20分は待ったため、事前に済ましておくのが良さそうです。ただウォーミングアップはできるスペースはあったので、これはいいなと思いました。(Aブロックや上位ブロックのみの可能性はありますが。)後はスタート地点ですね。20分~30分は前に並んだので、常に体を動かさないと寒い状態。とはいえ人が多く中々身動きはとれません。対策かは分からないですが、スタートしてしばらくはウォーミングアップと思って軽く走るのがいいでしょう。(上位を狙う選手には難しいですね。)後はスタート直後も人が多く、男性女性入り交じっているため、スタートダッシュは厳しいです。特に私のスタートした前では今回転倒がありました。(知り合いも巻き込まれていたらしいです。)私は巻き込まれはしませんでしたが、ちょうど目の前で転倒が起き、避けようにも人が多く脇にそれるのも難しく、だいぶ出遅れてしまいました。前に追いつくのちょっと力を使ってしまいましたね。

 

スタート後~15km

東京マラソンのコースですが、スタートして5kmは下りです。これは事前に聞いていたので、オーバーペースになりすぎないように気を付けていました。

東京マラソン高低差ただ、女子のペースメーカーが3'16~18と聞いていたので、そこに着いていたら3'15は切っていましたね。下りなので3'13までは許容と思っていたので、想定通りついて行きました。ですが下りが終わってもペースが中々落ちず、3'15くらいで遷移していき、気づいたら日本人女子は集団から離れ、私も気づいたら集団が前にいってしまっており、離されていました。そこで前の集団に追いつこうとちょうどペーサーのゼッケンを付けた潰滝さんがいたので着いて行くことにしました。ただここでもペースが3'15をきるペースで、速いなと思いつつ周りに人がおらず着いていくしかない状況。なのに前の女子ペーサー集団には追いつかず、だいぶ速いペースでいっているんだなと思いました。

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15km~30km

ここからは特に変化はありませんでした。実は15kmですでにふくらはぎがなんか疲れているな、攣りそうだなと思っていました。前日エキスポで歩きすぎたことも要因として多少ありそうな気がします。マラソンはいつも接骨院で教わった攣り防止のテーピングをしているのですが、今度からはカーフサポーターも付けてみようかなと思います。そんな所で、17kmで早くもマグオンを一つ飲みました。(いつもハーフで一つ目を飲むのですが、今回は17km、25km、30km過ぎ予定だったので予定通りではある)おかげで多少ましになりました。この辺は3'20~30くらいで押していましたね。潰滝さんから離れた後、今回は風が強かったのもあり単独走は避けたく、30km過ぎまでずっと同じ人の後ろにつかせてもらいました。(本当にありがとうございました。そして申し訳ありません。)そして23kmくらいで今度は疲労というか、攣りそうな感覚がありました。ここでも接骨院の人に教えてもらったものですが、芍薬甘草湯という漢方を飲みました。これは攣り防止のもので、攣った後でも効果があるそうです。(トレラン界隈では有名らしい)いつもはレース前にも飲むのですが、今回はバタバタしていて忘れており、なんとか一つポケットに忍ばせられたのはよかったです。
ここで前の人もきつそうで25km過ぎてからは3'30くらいまでかかってしまいましたが、前を見ても遠くにしか人がおらず、一人でいく勇気はありませんでした。3'30ペースでだいぶ回復して余裕が出てきたので、ここがサブ20、エリート標準切りをする転機だったなと思います。とはいえ30km近くなると、橋を渡る時の細かなアップダウンも足にきて、十分なきつさにはなっていました。

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30km~ゴール

さて、ここで少し予想はしていたが焦ったことがあります。33kmくらいで後ろから「松田頑張れ!」という声援が聞こえてくるのです。テレビを見ていた人なら分かると思いますが、日本人女子先頭は松田瑞生選手です。とうとうきたか、、と思いました。ただ足には10kmほど休んだおかげで余裕があるのが分かりました。なのでこれは追いつかせて最後まで一緒にいってしまおうと思いました。予定通り追いつかれたペースには対応することができ、ただ結構速いペース(3'25~30?)で、ここで初めて脈が上がっていく感覚を味わいました。ただ横にバイクカメラがいたことも相まって、絶対に離れなれない、と覚悟を決めました。そこからは松田さんと数名の男子選手と併走しながら、ラスト3kmでは離されては必死に追いついてを繰り返しました。(途中ペーサー魂が出て、前に出る場面も。ただ松田さんに足を少しでも引っかけたら絶対に炎上してしまうという恐怖も共に)ラストは意地でも日本人女子に勝とうとスパートをかけてゴールでした。多分この集団に追いつかれていなければ、そのまま淡々と走って自己ベスト更新にはならなかったなと思います。

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全体振り返り

良かった点
  1. 30kmで長いなという感覚が全くなかった
  2. 最後まで、足を攣らず、ほぼ3'40かからず押し切ることができた
  3. 3'30で回復することができた
  4. 最後スピードを上げることができた
要因

1.30kmで長いと感じなかった

これはマラソンまでに21km、24km、30km×3を入れていたおかげだと思います。特に30km走の3回目は20kmであっという間で、30kmもまあまあだなという感覚でした。今までのマラソンではハーフで、まだ後半分か、と思っていたので、距離に対する抵抗をなくすためにも距離走は大事だなと思いました。

2.これも上記と同じくですね。

3.これは速いジョグ、突っ込む練習の効果が大きいと思います。(速いジョグについてはちょろっとまとめているので、いつか書きます)
速いジョグを入れたことでスピード上限が上がったこと、突っ込む練習のおかげで、割と速いペースでも休む感覚を持つことができたと思います。

4.これも距離走の効果ですね。

結局マラソンに何が大事かというと、圧倒的に距離が必要だなと思いました30km走は必要なのか?とよく言われますが、マストではないが、やった方がいいと思います。ただ、今回は2ヶ月で急にマラソン用の練習をやったので、もっと前から走行距離を増やしておけば良かったなと思います。ただ前自己ベストのびわ湖毎日マラソンの記録を普通に超えることができたのは良かったですね。そのときは1~2月は300km、30km走一回で臨みましたが、その前の1年間は安定して月間500kmくらい走っていたのでその記録を今回超えることができたので、練習次第でまだまだ記録を伸ばせるなと思いました。

全体感想

色々反省はありましたが、とても楽しかったの一言ですね。東京のど真ん中を走れること、特に浅草寺を真っ正面に見たところからスカイツリーが見えたときはテンションが上がりました。他のマラソン大会は少なからず沿道の人が少ない所や、畑の近くなど走るのですが、常に声援が飛び交っていました。また知り合いも方々で応援してくれたのも東京ならではだなと思いました。最後なんかは松田さんというテレビでしか見たことない人との併走、テンションが上がらない訳がありません。来年はもっといい記録を出したいなと思います。(そもそも出れるのか?)

後エキスポでお兄さんにおすすめされた、大迫選手アンバサダーのshokzの骨伝導イヤホンを購入予定です。元々骨伝導イヤホンが欲しかったのもあり、試しに聞いたら軽いし音質に違和感もなくとても良かったです。しかも10000円なら手が出せる。(AirPodsは走りながらずれる、自転車乗りながら聞けないので。ロードバイク乗るのも趣味です。)

本当はサブ20したら買おうと思っていたのですが、自己ベストだったのでいいですよね。

 

 

【エボライド3レビュー】スピードも出せるジョグシューズ

現在ジョグシューズで使っているエボライド3についてレビューです。

 

 

 

 

なぜ買おうと思ったか?

エボライド3を購入したのは2022年の夏でしたが、この頃から速いペースのジョグ(キロ4)をたまにやるようになりました。今までナイキのリアクトなど、ソールが柔らかい靴を履いておりスピードが出しづらかったので、ソールがある程度固く、スピードの上げられるシューズを探していました。後私がシューズを購入するときに気にしているのが値段で、ジョグシューズは10000円はかけたくないと思っています。当時は確か8000円~9000円だったので、買おうと決めました。(今はなんと6000円台で買えてしまう、、!リピートするかも)

 

履いた感想

予定通り速いペースのジョグで使用しましたが、ソールに固さがあるので自分の足で押すことができ、かつクッション・反発もあるためキロ4は余裕で走れます。ずっとはきついですが、3’20~10くらいで数キロペース走することもできますね。

それでいてキロ5くらいのゆっくりのペースのジョグでも使用できるので、汎用性も高いですね。マラソンでいうとサブ3~サブ3.5とかにぴったりな気がします。

↓最近の32キロ走(4‘00~3’50)

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サイズ感

サイズはというと、やや小さめな気がします。いつもと同じサイズを履いているのですが、つま先に圧迫感がありますね。ただワンサイズ上げると大きくなってしまうので、試着はしてみてもいいかもしれません。

 

耐久性

現在1000キロを超える所ですが、ソールの減りは思ったよりなく、反発も初期と遜色ないくらい十分履くことができます。普段ジョグシューズは1500キロ~1800キロは履くので、まだまだ使う予定です。

↓900キロ履いたエボライド3のソール

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リピートするかどうか

私はジョグシューズには値段をかなり意識しているので、この値段ならリピートは大いにありです。ジョグシューズは常にクッションがありゆっくりのペースで使用するものと、速いペースで使用するものの2足を持っていたいので、履きつぶしたら買い直す可能性が高いです。ただ、現在だと同じASICSのハイパースピード・マジックスピードも気になっているので、値段次第ですね。

前は速いペース用としてホカのマッハ4を履いていましたが、ソールが柔らかいこと、踵の出っ張りが気になる、値段が高い、ということでこちらはリピートはしないかなという感じです。

 

【ハイパースピード】6000円台!

 

【マジックスピード】こちらは12000円台

【エボライド3】全部黒バージョンがありました。かっこいい。やや高いが7000円台なので許容ですね。(SXとありますが、普段履きも兼ねているらしいです。十分ジョグでも使いやすそうですが。)

【アディゼロ タクミセン8 レビュー】厚底と薄底の中間のシューズ

最近購入したadidasの、タクミセン8がとても良かったので感想を書きます。

事前評判

まず購入前に調べていた所では、

  1. 厚底と薄底の中間
  2. 踵のフィット感が甘い

というものを見ていました。履いてみた感想としてこれは正しいです。

①厚底と薄底の中間

反発はあるが厚底ほど反発はない、かといって薄底のようにペタペタとはならず、反発は感じられる、といった感じです。個人的な感覚だと、接地と反発の感覚はメタスピードに似ているかなと思いました。反発の強さならヴェイパーの方が上ですね。

➁踵のフィット感が甘い

これも事前に見ていたレビュー通りだと思います。致命的ではありませんが、踵が少し抜けそうな感覚があり、やや緩いです。ただ、これは厚めの靴下を履くこと、後は下記画像のように紐を最後まで結ぶことでだいぶ改善しました。
(靴紐の上の穴の使い方を知らない人もいたのではないでしょうか。私は試合用の靴は必ず上まで結ぶようにしているので、是非やってみてください。)

①一番上に紐をそのまま通し輪っかを作る

➁通した紐を反対に作った輪っかに通して、通常通り蝶結び

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履いた感想

良かった点
  • 思ったより反発がある
  • ソールがやや固いおかげで接地感がある
悪かった点
  • 踵のフィット感がやや甘い
  • ヴェイパーほどは反発がない
  • 厚底シューズより疲労感は残る

何回か履いた感想としては、想像していたより思いの外反発がある点です。元々厚底と薄底の中間と聞いており、ヴェイパーほど反発ないだろうなと思っていましたが、想像よりしっかりクッションがあります。反発は劣るといったものの、圧倒的というほどではないです。ただ、マラソンならやはりヴェイパーフライや、メタスピードなどがいいなと思いました。タクミセンでも走ることは可能だと思いますが、薄底の側面もありふくらはぎに疲労がきたり、自分の足を使う感覚はあるので疲れは後半出てきそうです。ヴェイパーのように足を乗せるだけとはいかないですね。トラックレースではスパイクを履くので、じゃあどのタイミングで履く?ということになります。

練習で履くなら?

個人的にタクミセンを履いていて、練習で何を履く?と言われたら今の自分ならこのシューズ1択です。理由はまず値段が安い。私は年始のステップスポーツの10%オフで9200円で買いました。耐久性はまだ分からないものの、ヴェイパーフライ、メタスピード、その他厚底シューズは20000円以上し、これを練習でも履くとなるとコスパが非常に悪いです。そして色々とすでに練習をしましたが、タクミセンでトラックでは3’00くらいのペースのインターバル、ロードでは3’40~20の30km走も余裕を持ってできたので、機能性的にも全く問題ありません。善し悪しは分からないですが、「薄底で足を鍛える」という感覚も得ることができます。(今更厚底と値段の変わらない薄底シューズは中々買う気にならないですよね、、。)

 

↓30km(3’40~30)

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↓1200×8(3’05)
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タクミセンがかなり感触が良かったので、アディオスプロがこれ以上の性能があるならレース用としても良さそうだなと思いました。高くて手を出す気にはなれないのと、ちらほら扱いづらいという声も耳にしますが、、。